低炭素建築物3つのメリット
低炭素建築物とは
「低炭素建築物」とは、CO2(二酸化炭素)の排出を抑制するための措置が講じられた建築物のことで、平成24年12月に施行された
「都市の低炭素化の促進に関する法律(エコまち法)」のなかで定められました。低炭素建築物認定による
3つのメリット
1. 税制の優遇措置の適用を受けられます。
住宅ローン減税制度の拡充
住宅ローンの借入額に応じて所得税が控除されます。認定低炭素建築物においては、一般の住宅に比べてこの控除額が大きくなります。
優遇措置 | 一般住宅 | 認定低炭素 建築物 |
借入限度額 | 4,000万円 | 5,000万円 |
最大控除額 | 400万円 | 500万円 |
入居時期 | 平成26年4月~平成29年12月 | |
控除率 | 1.00% | |
控除期間 | 10年間 |
登録免許税の税率引き下げ
住宅用家屋の所有権保存登記等に係る税率を一般住宅特例より引き下げます。
主な要件
- ・その者が主として住居の用に供する家屋であること。
- ・住居の新築または取得から1年以内に登記すること。
- ・床面積が50㎡以上であること。
※適用を受けるために必要なこと:登記を行う際に市町村が発行する住宅用家屋証明書が必要になります。
※税の特例の対象となるのは、低炭素建築物のうち一定の新築住宅(認定低炭素住宅)です。
※税制の優遇措置を受けるには、自己所有であることや所得金額等一定の条件がございます。
本則 | 一般住宅 | 特例認定低炭素建築物 | |
---|---|---|---|
所有権保存登記 | 0.4% | 0.15% | 0.1% |
2.【フラット35】Sの適用が受けられます。
住宅ローン【フラット35】において、借入金利を一定期間引き下げ(金利Aプラン/当初10年間0.3%引き下げ)る、
【フラット35】Sの適用を受けることができます。※【フラット35】Sとは、省エネルギー性、耐震性等に優れた住宅を取得した場合に【フラット35】の借入金利を一定期間引き下げる制度です。
※【フラット35】Sには、「金利Aプラン」と「金利Bプラン」の2通りがあり、金利Aプランはより厳しい基準を満たす住宅に適用されます。
金利引き下げプラン | 金利引き下げ期限 | 金利引き下げ幅 |
---|---|---|
【フラット35】S 金利Aプラン |
当初10年間 | 【フラット35】S の借入金利から 年▲0.3% |
【フラット35】S 金利Bプラン |
当初5年間 |
3. 光熱費の低減が期待できます。
一般的な住宅と比較して、断熱性や節水性、 省エネルギー性に優れていますので、夏の冷房、冬の暖房を始めとする光熱費や水道料金の低減が期待できます。
省エネ断熱改修24時間熱交換換気システム(第一種)が快適で温かい暮らしをつくります
暖かさの秘密
熱交換換気は、排気に汚れた空気と一緒に捨てていた熱を給気時に回収して室内に戻します。
熱回収により空調負荷を軽減でき、暖房コストを抑えます。
また冬期では冷たい外気を室温に近づけて給気するので、冷たい空気が侵入する不快感を防ぎます(下写真)。
第一種換気の本体とダクトです(下写真)。




隙間という隙間は、内側・外側すべてコーキング等で塞ぎます(下写真)。




内側に断熱材(現場吹付硬質ウレタンフォーム100mm)を隙間なく吹き付けます(下写真)。




機密シートの継ぎ目もしっかりとテープで隙間なく塞ぎます(下写真)。


断熱だけではダメです。「貫通部分の隙間」もしっかりと塞ぐことも大事です(下写真)。




ガルスパンNEO-Jフッ素
「ガルスパンNEO-Jフッ素」は、外壁材と断熱材を1つにした独自のサンドイッチ構造になっています。
鋼板/断熱材/アルミライナー紙を一体成型した金属サイディングで軽量性、断熱性に優れた素材です。 以下の表は、熱貫流率(JIS-A1420実測値)から断熱性能を比較したもので、数値が小さいほど性能が良いことをあらわしています。モルタル | 6.12w/㎡k |
---|---|
窯業系サイディング16mm | 3.78w/㎡k |
ALCパネル37mm | 2.72w/㎡k |
ガルスパンNEO-Jフッ素 | 1.79w/㎡k |
ガルスパンNEO-Jフッ素、施工の流れ




寒冷地エアコンを採用電気代が安くなる
家にも燃費があります
車に燃費があるように、家にも燃費があります。
電気代の安さは、エネルギー消費効率(COP)に関係しています。COPとは、消費電力1kwあたりの暖冷房能力を表したものです。
例えば1COPは、1のエネルギーで1しか働かないということになります。COP6だと1のエネルギーで6倍働くことになり、電気代は6分の1ですむ計算になります。
つまり、COPの数が大きいほど、省エネ性能の優れた機器となり、電気代は安くすみます。
石炭ストーブ | COP:0.3〜0.4 |
---|---|
石油ストーブ | COP:0.75〜0.8 |
蓄断熱暖房器 | COP:1 |
電気温水器、電気パネルヒーター | COP:1 |
ヒートポンプ式エコ給湯器 | COP:3〜4 |
ヒートポンプ式エアコン暖房器(寒冷地エアコン) | COP:4〜6 |
電気代が値上がりしたら、寒冷地エアコンを使用している場合もちろん暖房代は高くなります。灯油やガスを熱源とする選択肢もありますが、寒冷地エアコンのCOPに勝るものがないのが現状です。
低価格、高品質「暖の家」

W断熱
外断熱と内断熱のメリットを兼ね備えた「ダブル断熱工法」は、これまでの断熱性能を大幅にアップし、省エネで快適な室内環境を実現します。しかも国土交通省等の認定を受けている工法なので安全、安心です。


ハイスピード工法
天然砕石だけを利用して軟弱地盤を強化するので、人と環境に優しいエコな工法です。地震による液状化対策にも有効で、地盤の強度を半永久的に保ちます。セメントによる土壌汚染、埋設物による資産価値目減りも解決できます。


エアコン暖房
省エネ性能に優れた寒冷地用エアコンを採用。室外機は凍結防止ヒーターを装備。暖房機器のなかでもエネルギー消費効率(COP)が大きく、電気代を抑えて暖かさと快適さを両立させます。夏は冷房と除湿で涼しく過ごせます。


エコキュート
わずかな電気エネルギーで大気熱を有効利用し、電気エネルギーの3倍以上のエネルギーでお湯をつくります。「エコキュート」は夜間の電力を使ってお湯を沸かすので、電力需要の多い昼間の電気使用量を抑えます。


熱交換換気システム
排気に汚れた空気と一緒に捨てていた熱を給気時に回収して室内に戻します。熱回収により空調負荷を軽減でき、暖房コストを抑えます。また冬は外気を室温に近づけて給気するので、冷たい空気をシャットアウトします。


